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吾子の成長記(ako025.html)

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2001/7/21(土) →題名目次
情けは人の・・・・ 生後652日(1歳9カ月13日)

 心持ち出勤が遅れたので、子を起こしはしまいかとおそるおそるでかけた。昨夜、寝る前にしみじみと、大きくなったなあ、と思った。そうそう、先月の身長、体重、風邪でやせ細る前のもの(保育園調べ)は、
  80.5cm(Apr) -- 82.1cm(May) -- 83.3cm(Jun)
   9.8kg(Apr) -- 10.8kg(May) -- 11.7kg(Jun)
というわけで、体重は、月ごとに1kgずつ増えている。このままいけば、5年後には 71.7kg(6才9ヶ月)となる計算だ。
 今日も保育園。ただし非常に遅く登園。その後、公園へ、すなわち砂場へ直行、もちろん砂場セットを持って。
 子が、シャベルで砂遊びに没頭していると、妻をものほしげに見つめている、2歳ほどの、かたことはしゃべる幼児がいたそうだ。どうやら妻ではなくて砂場遊びセットを見つめていたようだ。熊手の方が空いているので、妻が、「これで遊ぶ?」というと「うん」と言ってしばらく遊んでいたそうだ。
 その話を聞いて、---- 情けは人のためならず、めぐりめぐりて我が身のため。先日、吾子が砂場道具を貸していただいてこんにちがある。妻よ、良いことをしてくれた、とここまでは美談。
 やがて、その子の母親が、熊手を借りたことに気付き、お礼を言ったが、もう帰らないとおばあちゃんが迎えに来るよ、と、砂遊びをしたがる子を無理矢理連れ帰ったという。それからまもなく、その子は、おばあちゃんと再登場、砂場遊びセットを持って。・・・・自分の持っとるやないけ! まあそれでその子が満足できたらよかろうが、ばあさんは、しきりに、もう帰るのよ、もうやめなさい、と、祖母が孫に言うのではなく、母親が子に命ずるかのように帰りを促していたという。結局、吾子より先に帰ったそうだ。今の話は30分以内の話である。
 帰宅してその話を聞いているうちに、子が泣き出した。飛んで行くと正座して泣いている。妻が横たえると素直に横たわり、ミルクを飲んで再眠した。子の足は、添っている私の足に絡んできたことを妻は知るまい。よしよし、明日は休みだから、父ちゃんと遊ぼうね。

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2001/7/20(金) →題名目次
泣き叫ぶ子を置いて出勤 生後651日(1歳9カ月12日)

 私は6時半に起きればよいのだが、子が起きてくることを予想して、6時に目覚ましをかけておいた。思ったとおりというか、6時20分ごろ、起き出して私のところにやってきた。いきなりの笑顔で私も嬉しい。出勤準備をしながら、片手間に遊ぶ、いや、逆かな、遊びながら片手間に出勤準備。
 昨日、子が鼻の下を、人差し指を水平に寝かしてしゅるしゅるこすったのを私がまねしてやると、きゃらきゃら笑ってまねしかえしてきた。昨日は一日、二人でそれをやって楽しんでいた。今朝も覚えていた。そもそも、子にまねさせようとして、こちらから見本を見せてもまねるとは限らない。そういうときは、全く無表情でこちらを見ているだけだ。たぶん、どうしたらいいのか困っているのだろう。本人に、そうする動機がないと学ぼうとしない。大人だって同じだ。
 それで、悪いことに限って楽しいのだろう、そういうことはすぐ理解する。昨日は、口を開いた紙製のショッピングバックに入れたところ、非常に気に入って、自分で出入りまで試みるようになった。縁の高さが股下と同じくらいなので、支えもなしに足を上げて跨ぐのは、たぶん不可能だ。しかし、それもふちを押さえて低くすることで解決した。最後には、紙袋の手提げを持って、自分自身を持ち上げようとした。一瞬、空中に浮遊するのではないか、という幻を見たが、物理法則の壁は乗り越えられなかった。

 さて、出勤だ。妻に託さないとどこまでもついてくる可能性がある。なにせ、玄関の鍵を閉められるくらいだから開けるのも可能だという寸法。寝ている妻に申し訳なく声をかけて、子を手渡す。子は、置き去りにされるのに気付いて、わーわー泣き出した。父ちゃんだって、いや、父ちゃんの方がつらいんだよぉぉぉぉぉ! 子が逃れようにも母の手はしっかと子を押さえていた・・・・。

 一昨日の集中豪雨で、昨日の砂場は湿って固くなっていた。私は、妻に言われて砂場を耕して子に掘りやすくしてやっただけだが、妻は、子が関心を示さないにも関わらず、砂山を作ってやっていた。童心があんなに妻にあるのを見て、ほほえましくも驚いた。
 今日は、ばあちゃんちに行ったわけだが、ばあちゃんがこの日記を見て、私が頗る乱暴に子を扱っているのを心配しているそうだ。叱られてしまいました。子より孫の方が可愛い。まあ当たり前だが。

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2001/7/19(木) →題名目次
砂場へGO! 生後650日(1歳9カ月11日)

 朝は6時くらいに起きてきたかな。昨夜、寝泣きしたときになだめに行ったときは、父ではだめで、顔を見て泣いていたが、朝から満面の笑顔。しなを作って笑う、というか、いゃん、とでも言うような感じで、背中を反らせて笑ったりして可愛いのだ。
 8時過ぎに母子は出かける。手を引いて階段を連れ降ろしたが、途中、目が合うと、しかめっつら、というか、モー娘。のメンバーの誰かがよくやるような(といってもよくわかりませんが)、なにそれ?というな顔をする。妻によれば最近時々そのしかめっつらをするそうな。面白い顔だ。自転車に乗って去ってゆくときは、振り向いて満面の笑顔を浮かべたかと思うと、さっきのしかめっつらをして前を向いて、そのまま手を大きく激しく振りながらバイバイしていった。
 妻は終業式。早く終わった、というので呼び出されて駅前に。初デートをした地中海料理の店で昼食。
 妻が迎えに行って、3人で公園へGO! いよいよ砂場セットデビュー。室内用とは別に、妻がもう一組買ってきたのだ。
 30分ほど砂場に張り付いて、なぜか左手でシャベルつかみ、砂をすくってはバケツに汲んでいた。手づかみで砂をつかむと汚れる、すると最初のうちは、「ん!」と差し出して、私に拭うように要求する。しだいに夢中になったらしくて、汚れたままの右手で右の髪をしばしば掻き上げるようになった。右顔は砂だらけ。目に入っちゃうよ!
 帰るときは、抗った。特に、シャベルを取り上げるのは諦め、家に帰って風呂から上がるまでシャベルをつかんだままだった。今日の入浴担当は妻。ところで、家に着いて階段を上がらせたのだが、2階で他人の家のドアをシャベルでかしゃかしゃ叩いたので、その家の人が出てきてしまった。ばつが悪いなあ。
 私がノートパソコンをいじっていると、子はふたを閉めたがる。まあ、キーボードを叩くよりはましだ。先日、私が寝室にいて、子がやけにおとなしいなあ、と思っていたら、キーボードを叩いていたが、私が見ていると、とにかくふたを閉めたがる。今日も閉めたのだが、閉めてしばらくしたところで、「うー!」とうなっている。どうしたのか、と見ると、自分で頭をなでなでしている。よくやった、とほめてもらいたいらしい。はいはい、よしよし。
 TVやビデオのまねをよくする。今日したのは、ビデオで「お口はシー!」と言って人差し指を口にあてているのを、私に向けておこない、さらに私にもするよう強要した。
 しばらく時間をかけて、妻が寝かしつけた。明日の出勤は、私、遅めだから、朝、少し会えるでしょう。明日、母子はばあちゃんところへ午前中行くそうな。

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2001/7/18(水) →題名目次
天然の妙 生後649日(1歳9カ月10日)

 いつもの就寝前の行事。二人して子の枕元へ行く。いつもなら、妻が飲み物を与え、その時におしめが濡れていたら私が取り替えるという手順。しかし、たまたま昨夜は逆に、おくさんがおしめ、私が飲み物担当。
 看病していた時には、泣いたせいで開いている口にストローを入れればよかったのだが、今は固く口を結んで安眠している。どうしたものか。・・・・案じていると手元が狂って、牛乳がピュ!と子の口にかかった。すると、「かぱ」と子の口だけが江戸期のからくり人形のように開いた。・・・・呆然と眺めていると、本来ならストローを差し込んでいたはずのタイミングで、口が閉じる。ん〜ん、オートマチカル。遅ればせながらストローを口に持ってゆくと、再び「かぱ」と開き、ぐびぐび飲み始めた。
 それでも眠りの安眠している。奥さんはパンツ型おむつを履かせている。寝ているときは、パンツ型を履かせるのは困難なのに、と思っていると、足におむつを通した段階で、息だけのささやき声で「お尻上げて」というと、子はためらいもなくお尻を上げたのだ! 聞こえてないようで聞こえているのね。侮れない。
 寝ているときのおむつ替えは、パンツ型でない方を、と妻に言われていたはずだが、いつのまにやらルールが変わっていた。朝いちのおしめ替えをするとき、夜中に替えていたらパンツ型ではないはずのおむつが、なぜか最近パンツ型ばかりだった謎は、この妻の妙技の披露によって解けたのだ。

 今朝もこっそり出ようとしたら、妻に起きられた。妻のいってらっしゃい、のあいさつで、子はその後ずっと起き続けていたという。それでも、夜は眠そうにしていても、なかなか寝なかったそうだ。今日のお迎えは定時どおりだったのに、フライングで「参勤交代」がなされ、結果的にお迎えが遅くなり、子の不興を買ったそうだ。
 さて、私の帰宅。明日は休みなので地元の本屋にでも寄り道しようか、と思っていたら、1つ手前の駅から集中豪雨。そこここでわずかに開いていた電車の窓を近くの人が、吹き込む雨にたまらず慌てて閉めるさまを初めて見た。バケツをひっくり返したような雨、というのは大げさでなくこういうのを言うのだろう。贅沢にもタクシーで帰宅。家の前で、優しい妻が傘を差して待っててくれた!

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2001/7/17(火) →題名目次
砂遊びセットへの執着 生後648日(1歳9カ月9日)

 昨晩は珍しく夜泣きの声がなかった。私が寝る直前に、例によって寝ている子に飲み物を妻が与えるお供をして、やっと子に触れられたが、その時はいつもと同じくうなり声を上げて多少泣いたが、それ以降は泣かなかったようだ。全快したのだろう。
 今日はなぜか妻は休みである。したがって起きたのはだいぶ遅かったそうだ。私の出勤後、子がいったん起きあがって私のいた部屋に来た形跡があったそうだ。私のいた部屋においてあったはずの、砂遊びセットが寝室に持ち込まれていたのだ。今までにも、妻より先に子が起きて、私がいてもいなくても私の寝ていた布団に横たわって、場合によってはTVを点けたりして2度寝していたことはあったが、今回は、TVでも、ましてや父親でもなく、砂遊びセットへの執着をもって起き出してきたわけだ。
 保育園から帰った瞬間、だだだだと砂遊びセットに突進していったという。帰りに公園に寄って、実際の砂遊びをしてきたのだが、残念ながら砂遊びセットは携行していなかったので、いつもどおり素手で遊んでいたそうだ。うちのなかで砂遊びセットで遊ぶのに馴れてしまったので、本当に外で遊ぶためのセットをもう一組購入しようか、という話になっている。
 今日は、初水浴びだった(はず)。連絡帳に何の記載もないので、詳細はまったくもって不明。
 ずいぶん体調の悪い日々を過ごしたのだ、しばらくは風邪を引かずに元気に逞しく遊んで欲しい。ちなみに、ずっと風邪心地でいた妻が、今度は子と同じく喉が痛くなりはじめたそうだ。子の風邪を移されたらしい。ところで、その喉だが、食事ができないほど痛いのだそうだ(声は普通に出ている)。つまり、大人でも食欲をなくすほどの喉の痛みを、子は昨日まで経験していたのだ。飲み物を飲んだ後で泣きわめいたのももっともである。・・・・そんなに痛いの?

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2001/7/16(月) →題名目次
子の顔を拝まぬ日が始まった 生後647日(1歳9カ月8日)

 夜中、何度も泣いた。昨日、一昨日と、子は、急に仰向けになって股の所をぱんぱん叩いて泣き叫び、しめってもいないのに何度もおしめを換えさせた。蒸れるのだろうか。濡れてないので、こっそりしまって、次のローテーションの時に履かせてみると、なぜかばれてしまう。昨晩の夜泣きもそんなところかと思ったら、そうではなかったみたい。さすがに空腹で目覚めたらしい。夜が明けかけた時に一番長く泣いていて、奥さんが起きられないのなら私が駆けつけようかと思ったりしたが、私の出勤時間まで起き続けたら事だ、と思って、せつなく泣き声を耐えた。しばらくして奥さんがヨーグルトを与えたらしい。後で時計を見ると、4時半(奥さんの説では3時半)。起床予定が5時20分だったから、起きても大丈夫だったかも知れない。
 本当は午後から仕事なのだが、子の顔を見たら出勤したくなくなると思って、早朝に出て、夜中に帰宅。もちろん寝ていた。今日は保育園と病院へ。案の定、まだ喉は腫れているそうだが、薬は必要ないとのこと。保育園でも、そんなに食事は摂らなかったようだ。
 お待ちかねの、砂遊びセットを妻が見つけてきた。まだ砂場デビューはしてないが、うちで渡すと、それはそれは喜んで、シャベルを風呂の中でも布団の中でも離さなかったそうだ。自分の砂場セットがないなんて、今までみじめな思いをさせていたのだね。今度の休みは、砂場セットを携行して砂場で遊ぼう。
 明日は、子がプールデビューをするそうだ。病み上がりだが、保育園のプールだし、もう大丈夫でしょう。きっと焼けて帰ってくることでしょう、会えないけど。水遊びも大好きだから楽しみだね。

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2001/7/15(日) →題名目次
まだ喉が痛む様子 生後646日(1歳9カ月7日)

 昨夜のゴムまりは、妻が買ってきたものだそうだ。私が倒れ伏しているあいだに、奥さんがそのゴムまりをふくらまし、さあ、一緒に遊ぼうか、と思ったら、吾子はゴムまりを抱えて「遊び友達」(私のこと)の所に去っていったから悲しかったそうだ。すると、まりを持ち込んですぐに遊んでやれたわけだ。しばらく独り遊びをしていたのに気付かずに寝ていたわけではないらしい。

 朝5時半ころ激しく泣きわめいた。疲労困憊していたわたしは対処できず、妻がやむをえずなんらかの対処をした模様だが、眠りに沈んで覚えていない。その後、子に起こされたときは、8時近くになっていた。
 牛乳とリンゴジュース以外の飲み物をふた口ほど飲むと泣くのは変わりなし。喉が痛いのだろう。固形物もほとんど嚥下しない。午後、私は仕事で出ていたのでよくわからないが、ただ、夜になって両親二人掛かりで押さえつけておじやをひと口食わせると、最初は、べーしたが、ふた口目からはさくさく食い始め、結局は小茶碗一膳食い干した。食えば食えるのだが、明日、保育園で大丈夫かしら。
 食わなくても大便はする。今日は2回処理した。朝はピーナッツバターのような大便(かなりゆるいわけです)を大量にした。夜は、完璧な水便であった。さすがに出すものがないのか。食わずに出すものだから、目に見えて痩せている。妻の主観では「ふた回りは痩せた」とのこと。昨晩寝ている時にお腹を押さえてみて驚いた。ぽっこり出ていた腹がへっこみ、あばらが軽く触れるのだ。
 それでも熱はないらしく、朝から、普段と同じに、いや、それ以上元気だった。今日はずいぶん「マッチポンプ」方式で、物を引っ張り出しては、「ナイナイ」と言いながら片づけて、自分の頭をなでなでしていた。「それ片づけなさい」というと、ちゃんとナイナイ言いながら片づけることもあった。結構言葉は通じているわけだ。
 両親交代制で寝付かせる努力をしてはや2時間半、やっと妻が勝利を収めて寝室から出てきた。ご苦労様。

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2001/7/14(土) →題名目次
熱は下がったようだが 生後645日(1歳9カ月6日)

 連夜の看病で疲れ切った私を、今朝も5時半頃に起こしに来てくれた。もはや半覚醒半睡眠の状態で過ごした今朝の出来事の順序は定かではない。
 思い出すままに並べると、起き抜けに幼児牛乳3本を平らげたとの報告を受けたこと、なぜかその妻を起こしたのが7時過ぎだったこと、あれほど飲み食いしていないのに、きちっと大量の大便、つくね大のつやのある球形の大便(はずしたおむつから、ころり、と転げ出たほど。もちろん手でつまんで戻しました)をしたこと、ビデオやらTVやらを10時近くまで点けていたこと、私の枕元にあった「CHARA」とかいう飲料を所望したので飲ませたところ、ふた口飲んだところで急に泣き出して止めたこと(お口に合わなかったのか、と思ったが、さにあらず)。
 2度に渡って計った体温が36.6℃。奥さんが食事を与えるが、全然食わない。私が替わっても全然。奥さんは、私の体調をおもんぱかって、保育園に連れてゆこうと企てたが、食事もしない子を保育園に行かせるわけにはいかぬと反対。私に一任、ということで、奥さんは登校していった。
 たぶん4種類くらいの食い物(おかゆ、ヨーグルト、コーンフレーク、ダノン)を試みたが、全然口にしない。牛乳も飲まない。昨日ずいぶんお気に入りだったリンゴジュースがなぜか見つからない。子が、お茶を飲みたそうにしたので、飲ませると・・・・ふた口飲んだところで急に泣き出して止めた。ここに至って、飲まず食わずの原因が、扁桃腺の痛みにあることに気付いた。起き抜けの牛乳で油断したが、喉の痛みって起き抜けは感じないものだもんね。病院の先生の予告通りであった。
 飲まず食わず眠らず、機嫌いいかと思えば泣き出すわがまま吾子。奥さんが帰ってくる時間を挟んで、1時間ほど寝ただけ。午後、私は所用で外出。帰宅は5時。
 不在の間も、飲まず食わず眠らず3原則は堅持されたままだったという。おもゆ2さじを無理に食わせたとか。私も眠い。一緒に眠ろうと画策するが、眠るのは私だけで、子は、寝た親を起こす。
 はっきり言って、私は横たわったまま何もできなかった。奥さんが、子を捕まえて薬を飲ませたようだ。この薬を飲むのを子は徹底して嫌がり、押さえつけてスポイトで注ぎ込むのだ。奥さんよくひとりでやったな。
 奥さんがリンゴジュースを買ってきた。見つからなかったのも当然で、うちに在庫がなかったのだ。この、リンゴジュースだけは子は飲む。寝るまでに3本は空けた。もっと早くから気付いていればよかったのに。気の毒なことした。
 寝室に父子で放り込まれて、父は眠ろうとするが、子は、どこから見つけてきたのか、親の頭大のゴムまりを投げつけてくる。寝たきりで、「パース」とか言ってほんの数投遊んでやったが、明日からの遊びによさそうだ。おばあちゃんがくれたのかな。
 9時頃になってやっと寝てくれた。格闘4時間。そうして逆に私は覚醒するのであった。

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2001/7/13(金) →題名目次
徹夜で看病 生後644日(1歳9カ月5日)

 奥さんも体調万全ならず、一緒に寝てしまった。子は、約30分〜1時間ごとに唸って止まない。体が熱いせいなのだ。そのたびに、私は冷蔵庫からアイスノンを取り出し、子の頭の下のそれと交換し、寝付くまで額と頬を濡れタオルでさすってやる。腰を持ち上げるときは、濡れてなくてもおしめを取り替えてやる。不思議なことに、熱でうなされて半分寝ていても、おしめをつけようとすると足を上げ引き続き腰を上げるし、パジャマの下を履かせるまで、足を上げて待機し、ちゃんと腰を上げて履かせてくれる。
 あんなに熱があるのに水分を取らないのが心配だった。やっとリンゴジュースを飲んでくれた時はほっとした。
 そうして、朝4時まで看病を続けて寝た。外はしらじらと明けてきていた。
 子が起きたのが、5時半。奥さんも起きたようで、心理的にはバトンタッチしたつもりだが、子が私のところに来たので、子とともに寝たり起きたりを繰り返し、昼ごろまで。子とバイオリズムが一致していたようだ。早朝に計った体温は、38.8℃まで下がっていたので少し安心。子も、機嫌がよかったり急に泣いたり。体は相変わらず熱いが、元気はないでもない。ただし、する遊びといったら、私の体やそこらをくすぐり、私がそれに反応して、くすぐったくなくても「きゃー」と騒ぐと「ぐふふふ」「きー」と笑ってくれる。それだけを何度も繰り返すしかないので不憫でならない。
 午前の診察の終了間際に妻が子を病院に連れてゆく。またも流行りの風邪を召しこんだみたいだ。「3日は高熱が続くでしょう、扁桃腺が腫れます、でも、必ず治します」との力強いお言葉。「食欲もないでしょうが、一日くらい食べなくっても死にはしません」これでひと安心。また、どうせ高熱が出るのだから、よほどでない限り解熱剤も必要のないとのこと。昨晩から今朝にかけて、座薬を含めて3度、解熱剤を投与したのだが、たしかに効き目は薄かった。
 夜になったが、全体的に昨晩より元気だ。ビデオをみながら、座ったままだが、歌に併せて踊っている。食欲はなし。
 もはや2時だが、昨晩よりはよっぽどうなされる回数が少ない。快方に向かいつつあるのだろう。昨晩のように、私が、うなされた子の顔を拭いて・・・・というのはまだ2度だけだ。もっとも、11時以前は妻がそれをやっていたようだが。
 こうして子の看病をしてやれるのは親として安心である。仕事が休みでよかった。明日も看てやれる。

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2001/7/12(木) →題名目次
体が熱い、39℃ 生後643日(1歳9カ月4日)

 失った時間を取り戻すべく、有意義に遊ぼうとしてしばらくして子の手を握ると、妙に熱い。ただごとではないかもしれない。今日も非常に暑い日なのだ。脱水症状の起こしかけか。もっと遊びたがって帰宅をいやがる子を無理矢理抱き上げ、下に降ろすと脱走しようとする子を肩車して強引に帰宅。少し子に苛つき、妻の気持ちが理解できた気がする。
 すぐに水分を取らせる。元気そうで問題なさそうだ。体を冷やす意味もあって、すぐに入浴、少しぬるめの湯に。
 風呂上がり後、しばらくしても体が熱い。妻も、入浴前に気付いていたようだ。熱を計る。38℃台! 早く食事をさせて寝させよう。食事の準備を待つ間、一緒にだらだらしているうちに、私は眠くなった。元気だった吾子も、横になっているうちに眠ってしまった。どうやら、風邪らしい。
 小1時間ほどで目覚めた。熱を計ると39.3℃。機嫌はよいが活発ではない。食事も食わない。ヨーグルトを食わせ、薬を飲ませ、私が添い寝すること30分ほどで、徘徊もなく眠った。その後、機嫌悪そうに何度か唸っている。明日は妻も学校を休んで看病するという。

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2001/7/12(木) →題名目次
根比べ 生後643日(1歳9カ月4日)

 昨夜は、久しぶりにぐるぐる回り始めた。前と違うのは、適当に回ってくらくらしてきたら、逆回転をすること。少し進化したようだ。
 昨夜は、久しぶりにおもらしをした。おしめをはずして、おむつかぶれに注意しながらていねいに拭った後、おもむろに新しいおむつを用意していると、しゃーという音がして、見ると私の布団が濡れていた。前と違うのは、なぜか奥さんが叱らなかったこと。したがって子も恬淡としていたこと。
 今朝は6時起き。連夜の不摂生が祟って、あまり子の相手をしてやる元気がない。奥さんが早めに起きて、おおかたのせわをした。私は多少食事を与えただけ。それに対して非を唱えたか、出かけるときにばいばいもなし、振り返りもせず。
 今日は奥さんがお迎えに。その後、一緒に公園へ。ブランコ乗りを奥さんに披露する。その場で連絡帳を見ると、保育園で子が自発的に片づけをして、保母さんがほめると、自分で自分の頭をなでなでするという。そういえば、昨日していたのを見た。偶然かと思って書かなかったのだが。
 奥さんが帰った後、昨日もそうだったが、子はベンチに登ってちゃんと前を向いて座り、私を呼ぶかのそぶりをする。私が隣に並んで座ると、嬉しそうだ。最近、我々のまねなのか、椅子などの上を叩いて、ここに座れ、と指示する。親子でベンチに座って風に吹かれるのって気持ちいいよ。
 しばらく遊んだ後、電話ボックスに目を付けて、駆け寄った。私は10mほど離れた位置に立ったまま動かずにいた。子の力では電話ボックスを開けられない。自棄を起こすか戻ってくるか。・・・・しかし、子は、ボックスの横に佇立したままこちらを見ている。相手は永遠の時間の観念を持っている。こちらは世事に追われている。だが、こうなったら根比べだ。5分はそのまま立っていた。やがて、ボックスの周りを回り始めた。ボックスが透明なので、視界から消えはしないが不安になる。だが、ここが勝負所。・・・・子は、手頃な石、といっても子にとってはかなり大きい石を拾い、投げては拾いながらこちらにやってきた。合理化の一種なのだろうか。不満そうではない。

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