| 2001/12/1(土) ↑↓ →題名目次 | 作品#4「壁画」 生後785日(2歳1カ月24日) |
妻が起きるまで、子はTVを見ながらも私にまとわりついてくれる。寝ころんだまま私の体を蹴ったり、馬乗りになったり。活発である。TVに万華鏡めいたバックが映ると、手を万華鏡を持つ形に握り、目の所に当てた。妻が起きてきた。 子にシリアルを与える。非常に楽である。茶碗を手で支えているだけで、子が自分で食べてくれるのだ。TVにバナナが映し出された時、「バナナ食べる?」と訊いたら、「うん」と言ったので、用意してもらったのだが、そのころにはすでに満腹だったようで、食べなかった。というのも、シリアルもわずかになったころ、私が食べつつあったハムサンドを取り上げて食べてしまったからだ。最後の一口、というのは特別な旨味があると思うのだが、それを取られた私はちょっとショックだったが、妻によるとハムを初めて食べるとのことで、お役に立てて光栄である。 着替えまでは私が手伝い、妻が子を保育園に連れて行くのを玄関で見送った。そのまま妻はお出かけして、私は夕方まで一日うちでだらだらする予定なのだ。 お迎えは私。二階まで迎えに行く途中に、絵が貼ってある。吾子の描いた絵もある。クレパスで顔めいた物その他が書いてある。保母さんが「パパがお迎えよー」と言うと、「パパー」と走ってきた。保母さんが「靴下穿くよー」と言うと、素直に保母さんの方へ走っていって穿かして貰っていた。私に元に来ると両手をV字型に上げ、抱っこを求めてきた。 階段の絵を見せながら、「どれが吾子の絵?」と訊くと、おそらく偶然でなく、自分の絵を指示した。作品#4である。 園から車までは手を引いて歩く。元気で陽気で、スキップらしきこともした。道を渡るときは、手をつないだまま静かに待っていた。 車の中では、「ママー、ママー」と頻りに言い、時に「シェンシェイ」と。私の不在時に「パパーパパー」と聞かされる妻の気持ちの一端がわかった。昨日以来、完璧に出来るようになった「ちょきー」を車の中でも何度も披露してくれた。 どこか寄り道しようと思ったが、子に「早く帰りたい?」と訊くと、力強く頷いた。 私と入浴する前に、小児鍼をした。棘の付いたローラーで背腹をぐりぐりするのだが、子はくすぐったがっていた。子も昨日から鍼デビューなのだった。 午後、皇太子殿下に内親王が誕生した。 ↑翌日へ |
| 2001/12/1(土) ↑↓ →題名目次 | 吾子、保育園を語る 生後785日(2歳1カ月24日) |
「健太君、5時におばあちゃん、迎えに来るんだよ」 「ふうん。ちょっと遅いねー」吾子が一夜明けると、単語でなく文を話しているのに驚きつつ答える。 「6時の時もあるんだ」 「1時間も遅いことがあるの? 健太君、寂しいかなあ」まこと、子供の成長は早いもんだ。 「うん、1時間」・・・・軽い計算もできるらしい。 「吾子は迎えに来てもらうあいだ寂しい?」たどたどしく話しているのも可愛かったのに。ちょっと残念な気がする。 「うん・・・・時々・・・・」 「でも、ママいつも一番最初に迎えに来ない?」 そういう会話の後で、高崎市在住のプロレスフリーク3名に技を掛けられてたまま、鳩肉を鴨肉と偽って売っている金魚屋の看板をながめているときに、1時間半ほど前に咳き込んでいた吾子が起きあがってきて、私をパン!と叩いて起こし、いきなりビデオを所望したときに、 「はみがきのビデオ見たいんでしょ? いまデッキに入っているからすぐはじまるよ」 と言い聞かせても理解した気配なく、ビデオの山を指さして泣きわめいている状況が理解できなかった。 ・・・・冒頭の会話は夢であった。ビデオの再生がはじまり、それが「はみがき」の回であるのに気付いて泣き止んだ。まだ夢の影響下にある私は、 「これでいいんでしょ? これでいいんでしょ? 『ハイ』は?」 しかし、子は、涙を拭きとるよう要求すべく自分の目を指さすだけだった。今日の私は休日である。 ↑翌日へ →題名目次 |
| 2001/11/30(金) ↑↓ →題名目次 | 初針や妻に刺されて肝冷やす 生後784日(2歳1カ月22日) |
帰ると、妻が怖い顔をしている。まだ怒っているのか・・・・。そうではなくて、歯痛であった。チュー太増殖の労を執った報いであった。 湯上がり直後という吾子の頬は真っ赤である。私が帰宅してもあまり興奮もしない。朝も遊んだ例のカードを出して、シャワーの柄を頭にかざし、「シャー」と言う。これも、目に掛かると、「いちー」という。こういうときは、目を拭いてやるといいそうだ。 子の手の届かないところにあるビデオの山を指さす。何か取れ、といっているようだ。適当に渡すと、「ないない」と言って仕舞うように命じる。特定のビデオが欲しいみたいだ。結局、歯磨きを扱ったビデオがお望みだったようだ。それを選び出したので、「見る?」と訊いたら頷いた。妻によれば、風呂で歯磨きに関心を持ったからだそうだ。ということは、自分の見たいビデオを、何らかの方法で識別できたことになる。シマジロービデオは、月によって背のタイトルの色が違うのだが、その色を覚えていたか、文字の並びで判断したか(まさか読めるはずはないし)、ということになる。なんか、すごい能力を持っている。 それが正しいビデオだった証拠に、見入っていた上に、始まる前に、妻が、「歯ブラシ持ってこようか?」と訊くと力強く頷いたのだった。妻が、もっと後ろで見るように、と、座布団代わりに使っていた私の枕を後ろにやると、腰を浮かして後ろにずらした子の予想外の後ろに枕があったらしく、尻餅を突いて笑っていた。そういうずっこけな動作が笑うに値することも知っているわけだ。 子が寝た後(やっとチューが出来て、子からキューを求めてきた)、妻が私に針を打つ、という。まだ他人には一度しか打っていないというのに。私は、針初体験。でも、なんだか逆らえない。脚に2本、頸に1本。脚の1本は、1.5cm も食い込んでいたのだそうだ。東洋の神秘。全然痛くないのだ。針ってすごい。ま、それで現時点で目に見えて効果が出ているわけではないが。妻の才能に脱帽。 ↑翌日へ →題名目次 |
| 2001/11/30(金) ↑↓ →題名目次 | 濡れ落ち葉 生後784日(2歳1カ月22日) |
昨夜、妻が子の横に寝た瞬間、はっきり「ぴよぴよいたー」と寝言を言った。 夜中、2度ほど長い間咳き込んでいた。しかし、どちらも泣かなかった。 妻と子の寝る寝室の目覚ましが鳴っていた。妻も起きる気配なしで私も眠りに落ちる。・・・・気が付くと6時40分。やばいのではないか。妻を起こすと、「もー、寝かしつけているのに邪魔して!」と叱られ、その後私は濡れ落ち葉扱いとなった。 起きてきてしまった子が妻の邪魔をしないよう、冷や冷やしながら子の相手をする。昨日の、石鹸の泡が印刷されたカードその他一式を取りだして遊んでいる。例の、泡を目に付けて「いてー」という仕草も見せてくれた。私は風邪薬が効きすぎたか、眠くて仕方ない。それでも、子を起こした責任を取って、子を監視する。子は、カードの中から、黄色い何かが印刷された断片を取り、「ぴよぴよ」と言っている。「いないいないばあ」絵本の、ヒヨコの羽根の残骸である。よくぞそんな断片を認識したものだ。「パース」といって物を投げ始めたので軽くたしなめただけで、子は泣きそうな顔になった。泣かしたら妻に叱られる! 抱きしめて涙を抑える。 子が食事を終えた。妻の命で、子にイチゴを与えようとするが、子も、萎縮した父親をなめきっているのか、食べてくれない。そういえば、朝は、きゅーも、ちゅーも、してくれなかった。拒否されてしまったのだ。 妻の命で服を着せる。昨日の望みどおり、王冠を戴いていたが、それをはずさなければならない。それが抗って抗って。かろうじて外した後も、着替えを嫌がって嫌がって。泣きそうになる子を無理矢理着替えさせ、髪留めまで着けた。私は、玄関で、見送りに降りるなと足止めさせられてしまった。したがって満足に子と別れを惜しんでいない。 ↑翌日へ →題名目次 |
| 2001/11/29(木) ↑↓ →題名目次 | うちに帰ると 生後783日(2歳1カ月21日) |
うちに帰ると、子が(一部)作ったとおぼしき冠があった。厚紙の帯を輪ゴムでつないで、周囲には落ち葉が貼り付けてある。明日は戴冠姿に拝謁できようか。 シマジロー絵本の付録。おままごとのお風呂用具として、両面にあかすりだかタオルだかに石鹸の泡が印刷された小さなカード(5cm x 3cm くらい)。一見、何が印刷されているかわらかないのだが、妻が、それで体を擦るふりをすると、子はそれが何であるか理解して、同じように体を擦り、泡を手に取り、頭に付け、シャンプーのふりをして、再び泡を手にとって目の辺りに当て、「いたっ!」という顔をしたそうだ。完全に理解している。 昨夜、寝ている子の横に妻が寝ようとしたら、子が少しぐずり、「しぇんしぇい!」と言ったそうだ。妻はそれがショックで、泣いたそうだ。そして、今日は妻と私の初デート記念日だったのに、今年も私が覚えていなかったので、また泣いた。心からごめんよ。 ↑翌日へ →題名目次 |
| 2001/11/28(水) ↑↓ →題名目次 | 吾子のパンダパンツ 生後782日(2歳1カ月20日) |
昨日ほどではないにしろ、今日も夜泣きが非道かったので、妻が病院に連れて行っていろいろ話を聞いた。現状ではまだその可能性はあまりないようだが、喘息の可能性もないでもないかもしれないそうだ。心配である。変な話だが、薬を今日から減らす方向に進むそうだ。 長く待たされた子は、ワルに徹して、血圧計に手を伸ばすわ、診察してもらおうと自分の腹はめくるわ、「みみーみみー」と言って妻の耳をひっぱるわ、ついには診察を受けない妻の服をめくり上げたり、妻の膝から脱走して、待機室との間のカーテンをめくる(おばさんが待っていた)わで、おおわらわだったそうだ。 どうやら、子よりも私の方が重症らしい。頭がぼーっとする。喉が痛い。歯とか目とかも痛い。つらいよぉ。 保育園からのお便りによると、パンダ柄のパンツ(お尻にパンダプリント)を穿いて、「吾子ちゃんのパンダさんどこ?」と聞かれると「吾子〜」と言い、「いないいないばぁ〜」と言いながら見せてくれたそうだ。最後に、「吾子ちゃんはとてもかわいいので人気ものです」と書いてあった。鼻が高いぜ。 ↑翌日へ →題名目次 |
| 2001/11/27(火) ↑↓ →題名目次 | 妖精の仕業 生後781日(2歳1カ月19日) |
がっかりである。急いで帰ったのに、帰宅の1時間前にはおやすみになったそうだ。異常な早起きだったから無理もないか。明日も早起きだったりして。 食卓椅子での食事は、子の遊び道具、積み木だったり絵本だったりを食卓椅子のテーブルの上に乗せて行う。今日のお供はレゴブロックだったそうだ。今日は食事の邪魔にならないようにブロックを積み上げて、高いタワーが自分の方に倒れてくると額で受けて、喜ばしげに笑っていたそうだ。で、食後、妻が食器の洗浄等を終えて、ふと気付くと、食卓椅子上にあったはずのブロックがない。見ると、ブロックはすべてケースに収められて、テーブルの上に鎮座していた。子を、片づけできて偉いねー、と誉めると、いや別に、という顔をしていたそうだ。妖精の仕業だろうか。 保育園に着ていった服のポケットがふくらんでいる。手を入れると、枯葉やら石ころやらがいっぱい詰まっていた。ポケットに物を溜め込む癖がついているらしい。家でも、シマジロー絵本の付録を、ポケットに詰め込んだという。 保育園が終わって帰るとき、他の子と進む方向が交差して、顔を押しつけ合っていたという。その時、吾子は露骨にイヤな顔をしていたそうだ。もうちょっと心を広く持って欲しいよ。 新しい衣類が届いて、さっそく今日から身につけたようだ。手袋と頭巾。まだ着ていないが、つなぎ。きっとかわいいだろうなあ。金曜日の朝の登園時には、手袋と頭巾姿の吾子に会えることだろう。楽しみである。 子は、今日は安眠してくれるだろうか。父の私は、ちと喉が腫れ気味になったようだ。早く寝て、治します。でわ。 ↑翌日へ →題名目次 |
| 2001/11/27(火) ↑↓ →題名目次 | チュー太増殖 生後781日(2歳1カ月19日) |
一昨夜の「ちーち」は、子が自ら「ちーち」と言い出し、妻がおむつを替えようとしたが、決然と立ち上がったものだという。そういえば、そんな声を聞いた気がする。トイレでは、目をしょぼしょぼさせながら下腹部をまさぐるうちに、少量の放尿をしたそうだ。 昨晩は安眠の模様。私の夢見も良い。ただ、安眠しすぎたせいか、おそらくは5時半頃に吾子は覚醒し、母を起こそうとしていた。「ママいた」というセリフからは、寝ぼけているのではなく普通に起きたことが伺われた。ずいぶん経ってから静かになったのは、二度寝したのだろう。 6時半、私の目覚ましが鳴る。妻を起こすが、子は、毛布をいじいじしている。母に相手にされずに横になった物の、二度寝までは至らなかったようだ。やがて起きあがる。私が近づくと、少し身をかわし気味だったが、おむつの絵柄をさして、「びよぴよ」「ちゅーちゅー」と言う。私が、「チュー太」というと、チュー太を収納してある新幹線型ケースを取りに隣室へ行く。どうも、「ちゅーちゅー」と「チュー太」とは別物らしい。でも、なぜ「チュー太」という名付けが行われたのだろう。 私の前で、器用にケースを開ける。びっくりした。ケースの中には木のおもちゃが満載されていた。チュー太が増殖している。3匹。それに「ぴよぴよ」1匹、「ぴーぴ」1匹、そして汽車1両。妻が増やしたのだろう。 ちなみに、妻は、おまけの付いていたキャラメルを消費していて、歯の詰め物が取れてしまったそうだ。体を張ってチュー太を増やす優しい母である。 ↑翌日へ →題名目次 |
| 2001/11/26(月) ↑↓ →題名目次 | 心配な夜泣き 生後780日(2歳1カ月18日) |
昨晩、私が寝ようとすると、時折、咳をする。それは毎度のことではあるが、咳と咳の合間に、「くっくっ」というようなえづくような声が時折聞こえる。心配になって寝室を覗くと、静かな寝息を立てていた。しかし、その後も時折「くっくっ」というような音がした。 深夜、3時前かと思うが、通算で30分は激しい夜泣きを続けた。途中、一度休止したが、再び再会して。最後は、ふすまが開いたので驚いて私が起きあがると、子が姿を現し、私の方には目もくれずにとことこと台所にむかって行く。ちっちか? 付き添おうと思ったら、妻も後を追って姿を現した。トイレから戻ってしばらくして寝付いた。 そういうわけで、私も眠くて堪らないまま出勤したが、それはもうひどい悪夢を見まくったことよ。 子は、起きると元気だったが、朝食をもどしたそうだ。それで妻は、眠りを妨げられたこともあり、当然心配であるから、午前中休校して、子を保育園に連れて行ったという。さして大変な事態でもないようだが、薬の量が前にもましたらしい。もう長い間ずっと薬漬けなので心配になる。 子は、遅れてゆく登園途中に落ちていた大きな葉っぱを拾って貰えなくて不機嫌で自転車の後ろで暴れていたそうだが、保育園では焼き芋を焼いているところだったそうだ。 夜、妻が先に入浴するので浴室に向かうと、子もついてきて、離れたがらないのかと思ったら、風呂の戸を閉めて「バイバーイ」と行って居間に戻ったという。手順をよくご存じで。 さて、明日は子に会えるかいなあ。朝は無理かも知れないが、夜はいけるかも。楽しみにして休みます。では。 ↑翌日へ →題名目次 |
| 2001/11/25(日) ↑↓ →題名目次 | 牛は頭突き 生後779日(2歳1カ月17日) |
7時半ころ起きてきた。起きてまっすぐ木の玉のところに突進。満面の笑みで迎える父に一瞥もくれずにだ。やがて人心地ついたのか、メガネやら時計やら指輪やらを手渡してくれる。その時、私の枕元に置いてあった「アンパンマンとあおばひめ」を手に取り、「おっ」と漏らした。新しい絵本だと気付いたようだ。私が、4つある木の玉のうち2つを取って、一個ずつ左右のほっぺにあてて「あぱー」と言う。アンパンマンの真似である。子は、その所作の意味に気付いて、残りの玉を取ってほっぺにあてて「あぱー」と言う。ほっぺを「おっぺ」ということも覚えているらしい。 8時頃になって、「おなかすいた?」と訊くと、「うん」と肯いた。おそるおそる妻を起こして食事を用意してもらう。私の食事も用意してくれた。 出勤前に公園へ連れて行こうと企てていたが、断念。「ちーち」というのでトイレに連れて行く。出ました。おむつは自分で穿いたのだが、残念ながら前後逆であった。絵柄に注文があることもあり、夜の入浴後には、クジラが前、イヌが後ろのやつを選び出し、なかなか穿かないので違うやつを無理矢理は貸せようとしたら強烈に反抗して、自分の選択に拘り、穿いた後も「わんわん」と言ってお尻を叩いていた。 「おなかがすいたよ」のウシを押して「もうもう」と鳴くところで、頭突きをしてやると、これが大受け。「もうもう」鳴くたびに頭突きをかましてくる。結構痛い。でも、子は、時たま「イテテテ」とおでこをさするだけ。私も「イテテテ」と付き合うと、ケタケタ笑っていた。この遊びは夜になっても覚えており、帰宅後の私はいきなり頭突きをくらってびっくりした。 仕事は高崎。帰ると子が、「ハチ、チュー、ジウ」と言っている。「8、9、10」なのだ。なぜこういうカウントを覚えたか、妻もわからないそうだ。「7」は数字の形と発音を結びつけて覚えているが、「8、9、10」は音のつながりとしてしか捉えていないようだ。つまり、数字を見ても読めない。 妻によれば、「ちょき」がだいぶうまく出せるようになったとのこと。前は、人差し指と中指をクロスさせていたが、今日は、薬指が充分曲がりきっておらず、すこし考え考えではあったが、チョキの形になっていた。昼間妻に自ら教えを乞うていたそうだ。 私の帰宅前からイチゴを置いてあるのだが、全然口にしない。吾子にイチゴを食わせろ、と妻の指令を受け、「あーん、パパにちょうだい」と指さすと、「吾子(の)吾子(の)」と言ってから、食べ始めた。「ちょうだいちょうだい」と言ったら、イチゴを手に取ったので、くれるのかと思ったら、そのまま腕を胸元に曲げて「あげないぞ」という顔をした。食い意地のはった子である。妻が横からさらうぶんには文句を言わなかった。 子にせがまれて買ったというお菓子ケースがあった。新幹線の形をしたブリキ箱で、留め金は金属製の蝶番を突起に倒して留める本格的なものだ。子は、その開け閉めを覚え、木製ねずみチュー太を出したり入れたりしていた、「チュー太、チュー太」いいながら。そうそうチュー太は、朝には木の玉と同じように台の穴を通されていたっけ。 時々両手で顔を挟んで「あっちょんぷりけ」な顔をするが、今日は、こめかみのところを押さえて下に引く。たれ目の南伸坊のようで爆笑してしまった。どうも、デッサン風の絵で目鼻が書かれていない人物画を見てこういう所作をしたようだ。 入浴後、苦労しておしめを穿くようにしむけると、ズボンは自ら穿いた。しかし、片方に両足を通そうとしていたので、直してやると、「ありあと」と言われた。びっくりである。 食前に、おなかがすいたのか、ポッキーを希求してしかたない。妻の許可を得て、一本渡す。「自分で食べられるかなあ」と妻に問うたのを聞いていて「うん」と肯いた。そして、「おいちい」と言って食べていた。 今日も割と素直に寝てしまった。おやすみ。明日は会えないね。今日はそう長い時間とは言えないけれど、楽しかったね。本当に日々成長している姿が目に見えてわかるよ。パパは嬉しいよ。 ↑翌日へ →題名目次 |
| 2001/11/24(土) ↑↓ →題名目次 | ことばを吸収する吾子 生後778日(2歳1カ月16日) |
帰りに、「おなかがすいたよ」と「アンパンマンとあおばひめ」を購入して帰宅。前者は、動物の絵が描いてあり、それに対応するボタンを押すと泣き声がする、というものだ。ただ一つだけ、「どうしておなかがへるのかな」の曲が流れるボタンがある。 帰宅すると、かつて夫婦で横浜に行ったときに買ったおもちゃで遊んでいた。木の玩具で、穴が4つ開いており、赤・青・黄色・緑の木の玉を乗せて、木槌で叩いて落とすと、箱の中を伝ってレーンに出て来るというおもちゃである。玉が、生後1歳5ヶ月の子の口の大きさにぴったりで、そのころ口に物を放り込むことがあったので、玉を口に入れて窒息でもしたら大変だとお蔵入りにしていたものだ。私の帰宅を知って、にこにこしながら玄関に迎えに出た後は、玩具の前に正座して、玉をコンコン叩いて遊んでいた。 昨日、数字の「7」を「なな」と私が言っていると子も繰り返した。「へ」を指さしながら、「ぺー、ぺー」と言っていた。これは「ペン」と言っているつもりだ(実際のペンを持たせていろいろ書かせてやりたいが、実際には実行も難しい)。教えれば何でも覚えるのだろう。そこで、赤・青・黄色・緑の木の玉の色を覚えさせようとしたが、気が乗らないらしくて、覚えてくれない。動物の名も、「リス」はまだわからないようだ。方や、妻がイチゴを食わせているとき、イチゴのタネを「あね」と言うと覚えたようだ。TVで「スマイル」と言っていたら「マイル」と口ずさんだそうだ。 子が、多少、木のおもちゃに飽きたかな、というころ、「おなかがすいたよ」を渡す。飛びついて、最初は使い方にとまどったようだが、ボタンを押して動物の鳴き声を鳴かせる。案外だったのは、「どうしておなかがへるのかな」の曲を気に入って、鳴らしながら手を叩いたりしていた。これを買うとき、動物にちなんだ音楽が鳴るやつと迷ったのだが、そちらにした方がよかったかもしれない。 今日は、きゅーだのちゅーだのあまりしてくれなかった。さみしいよ。もしや父母の関係に微妙に反応するのかもしれない。明日は、私、長時間ではないが、仕事である。でも、遊べるだけ遊ぶぞ。子は、かなり遅くまで起きていて、あきらめたように寝室に行って寝た。もっとパパと遊びたかったんだよね。おやすみー。 ↑翌日へ →題名目次 |
| 2001/11/23(金) ↑↓ →題名目次 | ばあちゃん来たる--ばあちゃんが帰ってから 生後777日(2歳1カ月15日) |
なんかのおまけの木製のネズミのおもちゃ。子は、「ちゅー太、ちゅー太」と呼び始めた。車輪がついているので、坂道を作って走らせると大喜びであった。 ばあちゃんの写った写真を見つけて、見知らぬ人々の写っている中から正確にばあちゃんを指さして「ばあちゃん!」と言った。 風呂は私と。自分から肩までお湯に浸かってくれた。 食事を与えて妻が入浴。その間、子がイチゴを食うのに陪席する。一度空にして満たし直した皿をまたも振っている。「イチゴ食べる?」と訊くと、「うん」と言わんばかりに首を縦に振る。イチゴのへたを取って、皿に満たしてやった。 しばらくしてまた空になっていた。「イチゴ食べる?」と再び訊くと、今度は「ううん」と言いながら首を左右に振った。「ごちそうさま?」と訊くと小首を傾げてにこりと笑う。「ごちそうさまってこと?」と訊くと、同じく小首を傾げたが、今度は両手を合わせていた。ごちそうさまのポーズである。モー、パパは驚いてしまった。 そろそろ寝てもおかしくない時間だが(昼寝してないので)、妻はまだ風呂から出てこない。「ねんねする?」と訊くと「ううん」と首を左右に。「ママとねんねする?」と訊くと「ママーふにゃふにゃ」と言っていたから、そういうことなのだろう。 寒く感じたので「寒い?」と訊くと「ううん」と首を左右に。通じたの?驚いて「ほんと?」と訊くと「うん」とばかりに首を縦に。どうも通じているようである。そういえば、ばあちゃん帰宅直後くらいに鉛筆で畳に字を書いたのを叱ったら、顔をゆがめて泣き始めたが、落ち着いた後で「わがままで悪い子になっているな」てな内容を冷静に妻と話していたら、泣き声を再会してしまった。どうやら我々の会話はかなり理解されているようだ。恐ろしいことだ。 しばらくして、もう一度「ねんねする?」と訊くと、今度はうなづいた。しかし、なんかの紛れだったのか、TVもパッチンしないし、自分からは寝室に入っていかなかった。私が先に入ると着いてきて、30分ほど闇の中で戯れていた。けっこう楽しかった。ここしばらく感じない質の幸せであったかもしれない。 ばあちゃんが持ってきてくれたウサギのビニール製風船(浮き輪と同じ材質のやつ)が気に入って、「ぴよぴよ(=ピョンピョン)」と呼んでかわいがっている。ぴよぴよに「にゅうにゅう」飲ませようとしたり。そういや、「ドウ」はいつのまにか「パオー」に呼び名が替わっていたな。 閑話休題。「ばあちゃんと会えて嬉しかった?」と訊くと「うん」と首を縦に振った。本心なのだろう。 結局、私では力足らず、子を寝かしつけるどころかかえって興奮させてしまったようだ。妻と替わると、赤子の手を捻るように文字通り寝かしつけてしまった。今日は楽しげな寝言でもいいそうな気がする。おやすみ、いい夢見ろよ。 ↑翌日へ →題名目次 |
| 2001/11/23(金) ↑↓ →題名目次 | ばあちゃん来たる--公園から帰る 生後777日(2歳1カ月15日) |
ブランコに乗る。2台並んでいるが、もう1台に私を座らせるので、私は横から軽くブランコを揺すってやる。どうも途中から子の上半身もこくこく動いていたところから自力で動かすことができていたようだ。 耳の縁を象ったオブジェのような鉄棒があり、子が取り付いていたかと思うと、手を滑らせて尻餅をついて仰向けに頭から地に落ちていった。ゴン、てな音がしたが、泣きもしなかった。 「ばあちゃん来ている頃だからそろそろ帰るか?」と言うと「ばあちゃんモゴモゴ」と言った。どうやら通じたらしい。手を引いてやると、車の近くまでは従容と着いてきた。しかし、公園の入り口に半端じゃない量の落ち葉が溜まっていたのに狂喜して、手で掬って入り口の杭一本一本の上に積もらせて回っていた。先ほどの同級生がまた通りかかった。子は、適当にバイバイしていた。 ばあちゃんへのおみやげに枯葉一枚拾わせて、帰宅。ばあちゃんはすでに待っていた。いつものように最初は人見知りした感じで黙りこくってしまい。父母ともに席を外そうとすると追いかけてくる。でも、それもものの数分で、ばあちゃんと睦み合ったようだ。 ばあちゃんがいる間は、非常に良い子であった。おむつやズボンを進んで穿いている。ちなみに、入浴後に着替えを着させる時は妻がこっぴどく泣くまで叱らないと着ようとしなかったくらいだ。その後、我々が出かけるが、嬉しそうにバイバイバイバイ手を振ってくれた。 ばあちゃんを送るため、先に出た都合で、祖母・孫の別れの有様は知らない。送って帰ると、昼食は大量に食ったが、昼寝をしなくて大変な状況であった。結局、全然寝なかった。ばあちゃんと会うと、その後、大体わがまま放題になってしまう(これは困った現象だ)。また、なぜか言語的に進歩がある(これは大歓迎だ)。 ↑翌日へ →題名目次 |
| 2001/11/23(金) ↑↓ →題名目次 | ばあちゃん来たる--公園で 生後777日(2歳1カ月15日) |
公園に入ると、まずは水飲み場周囲に溜まった砂利で遊ぶ。流しに「パース!」と言って投げ込んでいた。そのまま滑り台や木馬のあるところへ。今日は、日曜日に比べて人出が多い。先客のいる砂場には近づこうとしない。 池に近寄る。水は澄んでいて天気がいいので、浮かんだ落ち葉は水底に影を落としている。前回来たときより遙かに落ち葉が多い。管理のおじさんたちがまだ掃除を終えていないのか、単に落葉に加速が付いたのか。子にはお誂え向きで、溜まった落ち葉を両手で抱えて池に向けて「パース!」----勢い付いて落ちるんじゃないかとはらはらし通しだった。 通路からはずれた植え込み間の隘路は好んで通る。ハトが見えた。「あ、ぴーぴー」と言って追いかける。ハト、逃げる。子、さらに追う。ハト、飛翔する。・・・・ま、子に捕まるハトはおるまい。ふと、子が空を指さして「ぴーぴー」と言う。見ると、先ほどのハトが木に止まっている。私も見上げたまま子も見上げたまま前に進み出ると・・・・、植え込みの境の石が数cm盛り上がっているところに蹴っ躓いて、その石と通路との高さ15cmを前のめりに倒れていった。きれいに両手で支えて倒れたのだが、泣きながら挙げた顔の一部には土が付いていた。おでこのところと鼻の頭と、前歯に。ティッシュで拭き取るとすぐに泣き止んだ。やはり痛くはない倒れ方をしたようだ。 再び先ほどの水飲み場近辺に向かう。すると、母子連れの子供の方が、吾子を見てじっと佇立している。どうも子を見知っている感じだが、吾子の方にその子の方を見るよう促しても気に留まらないようだ。先方のお母さんが自分の子供に「知り合い?」と訊いている。私は保育園の名を挙げその母親に問うと、案の定、保育園の同級生であった。吾子の取り巻きの一人だろうか。向こうの母親が子供に「バイバイは?」と言うもんで、こちらも子に、「バイバイは?」と言うと、数回おざなりに手を振ったあたりで、やっと相手を認識したらしく、そこからは思い入れたっぷりにセリフも付けて「バイバイバイバイ」と強烈に手を振っていた。向こうもようやく手を振り返して来た。 ↑翌日へ →題名目次 |
| 2001/11/23(金) ↑↓ →題名目次 | ばあちゃん来たる--公園に行くまで 生後777日(2歳1カ月15日) |
7時半ころ起きてきた。一時間ほどしょぼしょぼ二人で遊んでいて、妻が起きてきて、シリアルを用意してくれた。 食べるかなあ、と思いつつ2〜3粒ほど掬って食わせていると、左手で(なぜか)スプーンを奪い取り、山盛り6〜7粒ずつ掬って食い始めた。私の仕事は牛乳が垂れないように子の顎の真下で茶碗を支えるだけと相成った。 気まぐれかと思ったら、そうではなく、最後まで食い尽くした。それどころか、もっと欲しそうな感じなので妻に所望すると、私の茶碗にお代わりを入れて来た。しかし、吾子は自分の茶碗で食いたいらしく、私の茶碗から子の茶碗に注ぎ移すことにした。 子は、限度を知っているのか、1度私の茶碗から移した後で、もう1度増やそうとしたら、手で押しのけて、ついぞ入れさせてくれなかった。自分の茶碗の中身は、ほとんど残さず食い尽くしたのであった。 私もさっさと朝食を済ませて、子と共に「せせらぎの里」公園へ。 勤労感謝の日の朝というのに、公園の周りには車が多く、駐車場所を見つけるのに難渋した。吾子の偉いところは、父ちゃんが真顔で駐車場所を探して狭い場所での切り返しやぎりぎりで対向車とすれ違う間、完璧におとなしくしていて(何も言わないのに)、気配を消していたかのようだったことだ。 ↑この日の先頭へ ↑↑翌日へ ↑↑↑ファイルの先頭へ ↓↓前日へ |