| 2002/2/9(土) ↑↓ →題名目次 | 水疱瘡日記《第2夜》 生後855日(2歳4カ月1日) |
すごい元気である。昨日は3箇所しか見えなかった発疹が、夜には20箇所くらいに増えていた。いつのまにか増えるようだ。軟膏を塗る。 朝は8時前に起きてきた。保父生活のスタート。 子に、シリアルを食わせながらTV。食後に本を見ながら言葉を覚える。「ホチ」はハチのこと。先日の保育園からのお便りによると、庭でハチを見つけて、保母さんに身振り手振りで伝えたとか。シマウマとチータを同時に教えたら、「シマチータ」になってしまった。 妻から電話。どうやらありあわせを見繕って私の朝食にしたシチューは、吾子の昼飯として予定されていたようだ。子の食事を奪ってしまった。子が、発音ボードに書かれていたパンの絵を見て、 「パン! パン!」 というので、パンを渡すと、なぜだか耳だけ食べた。パンは、耳が好きらしい。 子の指示で、アンパンマンの登場人物(?)を一通り描かされた。そこで、 「どれが一番好き?」 と訊いたら、 「パパ!」 と答えたので目頭が熱くなったが、実は、「次はパパの絵を描け」という指示に過ぎなかった。そのころ妻が帰ってきた。 初日から張り切りすぎるとつぶれそうなので、実は結構、放任していた(もちろん目の届く範囲でだが)。妻が帰る直前まで、子は洗面台に張り付いて、歯磨きからはじめてうがいをしたがったかと思うと、実際は水遊びをしていたのだった。手は冷え切っていた。妻によると、両親が揃っている時はどちらかに構って貰いたがるが、どちらかしかいないときは独りにして置いて大丈夫なのだそうだ。なるほど、そういうものであったか。 昼飯は、さすがにパンの耳だけでは足りず、私と向かい合っておにぎりを食べる。お互いのおにぎりを試食しあい、私が先に食べ終えると、自分のをくれた。 しばらく息抜きに外出して戻ると、母子ともに昼寝をしていた(妻は後に夕寝もしていた)。私も昼寝をしたかったが、布団は二人の脇に。取りに行って起こすわけにはいかない。仕方なく、自分が来て出た上着とコートを掛けて寝た。家庭内ホームレス。 外出時に、「はっけんずかん どうぶつ」(Gakken)と、ホネの玩具を買ってきた。動物図鑑は、一部が窓形式になっている。どうやらこれは気に入ってくれたようだ。ホネの玩具は、子がその存在に気付いて、 「あ、ガイ」 と言って指さしたが、「あ、怖い」だったのかもしれない。子に、 「開けていいよ」 と言っても、近づこうとしない。そして、従来のホネの絵を指さしていたところを見ると、同じ物だと同定しているが、ちょっと怖いみたいだ。いまだに開けていない。 妻の夕寝の間、空腹気味だった吾子は荒れていた。おままごとに実際の調理道具を流用したのだが、まな板を欲しがったときに、それはだめだというむね言うと、ヒスを起こして手に持っていた他の道具類を放り投げてしまった。 「拾いなさい!」 と毅然として叱る。従わない。もう一度叱る。数度叱ってやっと従った。悪いことをしているという意識はあるようだ。 ティッシュとかセロテープとか、大量にあるものを次から次へと要求するとき、 「これが最後だからね。約束だよ」 と念を押しても守った例しがない。ただ、最後のさらに次の次の最後あたりでようやく聞き分けてくれる。そこで今日編み出したのは、そろそろ最後にしないと、というあたりで、上記の約束をさせ、1枚渡すだけでなく、最初から次々に3枚ほど渡すとわりと簡単に引くことが分かった。まあ約束は守らせないとね。 食器をかんかん鳴らしている。 「もっと静かにしようね」 と言うと、 「ママねんね」 と言って音を小さくした。事情がわかっていらっしゃる。 寝る前はたっぷり遊んで、遅めに寝ました。ゆっくりおやすみ。早く治ればいいと思うが、水疱瘡は1週間を見ておかないと。気長に治しましょう。 ↑翌日へ |
| 2002/2/8(金) ↑↓ →題名目次 | とうとう水疱瘡に 生後854日(2歳4カ月) |
今朝ものんびり起きてきた。かったるそうに横になってTVを見ている。まるで父親と同じ姿勢だ。 蒸気機関車を見て、 「しゅっぽ」 カラスがものをくわえて飛び去るのを、 「カーカ持ってった」 と、うちでは教えていない言葉を話すのは、保育園で学習したことなのだろう。風船を見つけて、私と子の二人の顔の間に挟み込んで圧迫すると、 「ふさい、ぱーん」 というが、うちで風船が割れたことはなかったはずだが。 なぜか今日は妻が送迎とも行うことを申し出た。出かける直前、ゴミを粘着させて拾うローラー(うちでの通称「ころころ」)を妻が必要として探す。昨日、最後に妻が片づけたはずだ。見つからなくてだんだん苛立ち気味になる。そこに、子が、 「あた!」 と指さした。大人達が何を探しているか理解しているのだ。 今朝は子と過ごす時間が短かくて寂しいな、と思っていた正午過ぎ、妻から電話。保育園から呼び出しが掛かったのだそうだ。しかも学校に。なぜうちに掛けてこなかったかは不明だが、とにかく急遽、迎えに車を走らせる。水疱瘡だ、ということ。 子は至って元気そうだ。保母さんに、私を指さして、 「ぱぱ」 と紹介してくれる。はいはい、今日以外はここ数日毎日会ってますよ。 背中を見せられる。発疹が肩ぐらいと腰あたりにひとつずつ、目の上にもひとつ。そういえば、昨日、入浴時に妻が、 「背中にぽちっとある」 と言っていた。妻は夢を見たそうだ。水疱瘡になる正夢だったわけだ。 当分おんもに出られぬか、と元気な今はのびのびと帰らせようと思った。思ったが、あまりの放縦ぶりに手を焼いてしまった。「とまれ」の近くで動こうとしなくなる。車に乗ろうとしない。車に乗ると、ベビーシートのバックルを嵌めたがる。だが、嵌まるわけはない。実は、昨朝から壊れているのだ。販売元のピジョンに連絡して、今日午後代替品が届くことになっていた。迅速な解決をしてくれたピジョンに感謝!バックルが嵌められないので、別のもので縛ったが、それもあって今朝は妻の送りに行く申し出に傾いたのだった。 うちに着くと、駐車場から離れない。肩車をして玄関前まで連れてくると、三輪車を発見して乗りたがる。ベランダで乗せてやったが(なんだかかわいそう)、久しぶりに乗るのだが、上達している。ペダルを漕ごうとする姿勢が見えた。こんな時でなければ! なかなかうちに入らない。しかたなく、三和土まで三輪車の乗り入れを許可すると、案の定、中まで侵攻しようとした。禁止! 手を洗うのに没頭。一度、手を泡だらけにしたまま、何かを要求しているのだが私が理解できないでいると、苛立って泡だらけの手を振り回した時には、我にも非ず金切り声を挙げてしまった。妻の普段の苦労が忍ばれる。 その後も洗面台に取り付いているので、そのままにしているところに、妻が急いで帰ってきた。子の手はすっかり冷たくなっていた。 昼寝はパスして、妻が病院の午後の部に連れて行く。当初から今日、病院に行く予定だったのだが、もし朝行っていたらどうなっていただろう。なお、法定伝染病だから、待合いなしで診察室に通され、次に来るときは裏口から入るよう指示をいただいたそうだ。 子が帰って間もなく、私は夜のお仕事へ。本来なら、夕方、子に会えないはずだったのに、会えた幸せは複雑だ。 帰宅時にはもう寝ているかと思ったら、起きていた。夕寝をして、まもなく起きたという。 お菓子やらジュースを使っておままごとをしていたそうだ。ジュースを人に見立てて、お菓子で囲んだ領域を家として、そこから出入りさせていたという。見たかったなあ。 子が抱えるのにちょうど良い大きさの段ボール箱に物を詰めて、 「どーど」 と言って差し出された時は驚いた。「どーぞ、好きなのをお取り下さい」という意味だ。私の喜び方に喜んだらしく、何度も何度も、 「どーど」 と言ってお菓子をいただいた。その箱に、今日買って貰ったピカチューの水枕を乗せて、 「重いよー」 と言って抱える。私の胸の上に置いたときに、大げさに、 「重いよー、助けてー!」 と叫ぶと、大笑いして、何度も何度も胸の上に置き、挙げ句の果てに本人が私の腹の上に立ち上がり、 「いち、にー」 のかけ声でジャンプして、 「さん、しー」 で降り立った。先日、妻の胸の上にそのようにして尻餅をついていたのを見ていたので、ジャンプした瞬間には戦慄した。 今日の終わりに楽しく遊んで、寝室に入っていった。明日あさってしあさっては、一日中、子と顔をつきあわせる幸せだ、と前向きにとらえよう。 ↑翌日へ →題名目次 |
| 2002/2/7(木) ↑↓ →題名目次 | おはよ 生後853日(2歳3カ月30日) |
妻を起こしても子は起きてこない。めったにないことだが、私が子を起こす。さすがに人見知りすることなく起きあがる。非常にねぼねぼしている。 TVでペンギンを見て、 「ペン!」 いつのまにか覚えたようだ。ヘビのことは、 「ほえび」 と発音する。「ほえ」のところは、英語のあいまい母音かドイツ語のオーウムラウトのようだ。 表に出ると、小型犬を散歩させているおばさんと遭遇。頭をなでなでさせてもらうことになった。子は、怖じることなく手を伸ばした・・・・が、イヌがじゃれて鼻面を動かすと、怯えて手を引いてしまった。あの日のことが思い出されるようだ。 「とまれ」の坂道に。「ま」は覚えているが、「と」を「れ」と読んでしまい、調子はよくない。「一」は、覚えていたが、「十」はだめだった。 保育園の階段の段の壁際に、1〜5までのローマ数字が貼ってある。数字つながりか、這って階段を上りながら(痛くないのかなあ)数字の学習をしていた。 保育室に入れて、たらたら階段を下りようとすると、保母さんが私を呼び止めて、 「吾子ちゃん、『おはよ』って言いましたよ!」 と教えてくれた。うちでは、すでに時折、「おはよ」って言いますよ、ホネに向かってだけ。そういえば、保母さん達から「おはよー」って声を掛けられても、いつも会釈で返していたもんな。 風呂で、私の歯ブラシを見つけて、最初は自分の歯を磨いていたが、ついには、スプー達の歯を磨き始めた。歯を磨くと言えば聞こえはよいが、私の歯ブラシは、フィギュアの隅っこを磨くブラシとなり果ててしまったのだ。トホホ・・・・。 今日はよく、二人で布団や毛布を被って、その中で抱き合ったりチューしたりしたものだ。暖かいし動き回らなくても良いので楽だ。何よりも、子の温もりが最高である。 それと、空気ポンプでジャンプさせるカエル。背中に子ガエルを乗せてある(カエルの子はオタマジャクシだと思うが)が、それを外して隠してしまう意地悪さを発揮。そのたびに、 「子供を返して、エーンエーン」 と母ガエル(吾子は、パパ、と呼んでいる)に成りきって、探し回らねばならないのだ。 ポッキーを食べるとき、チョコレートの着いていないところだけ食べて、残りを私に食わせる。普通、逆だと思うが。 寝室の準備が整ったら、添い寝の妻の準備ができていないのに、自ら横になって、私を寝室から追い出してしまった。そんなに眠かったのかい? おやすみ。明日も朝、会いましょう。 ↑翌日へ →題名目次 |
| 2002/2/6(水) ↑↓ →題名目次 | 子の発音 生後852日(2歳3カ月29日) |
妻が迎えに行くと、フラッシュバックなのか、手の甲を押さえて、 「わんわん」 と言ったそうだ。浅からぬ心の傷を残しているようだ。 今日は、 「とー」 のかけ声とともに子にタックルをする遊びが好評を博した。 鸚鵡返しにこちらの発音を繰り返せるようになったが、当然のように正確とはいかない。 「ぴっぷ」 というのは、色の「ピンク」のこと。 「はっぱ」 というのは、河童のこと。 そういえば、一日に何度も、 「パパ、はっち」 と言われるが、アクセントの区別があるようだ。「パパ、立っち」と「パパ、あっち」の違い。 眠げであったが、ママの添い寝でないと寝ないのは相変わらずのようだ。私が、一緒に寝るようにし向けても拒否されてしまう。去年の今頃はしょっちゅうパパと寝ていたのになー。 ↑翌日へ →題名目次 |
| 2002/2/6(水) ↑↓ →題名目次 | ママねんね 生後852日(2歳3カ月29日) |
吾子の 「にゅうにゅう、にゅうにゅう」 という声が止んで、時計を見ると、たいへんな時間だった。妻に声を掛けると、遅れて出る、という。私がトイレに行くと、子が起きてきた。たぶんこれでよいだろう、と思うものをみつくろって朝食を用意する。 ご飯と豚汁を交互に食わせていたが、口の動きが止まったので、シリアルを用意。ところが、それをひっくり返してしまった。私の膝とその周囲は牛乳まみれ。本人は、「無関係」という顔で、後始末をしている私の横で、TV画面を指さして何か喋っている。うーむ、自分の尻拭いもできない人間になってほしくないなあ。 「こぼしたんだから残りを食べなさい」 とわけの分からない理屈を言うと、むしゃむしゃ食べて、お代わりまでした。 朝食の間に、 「ママねんね」 と言って両手を頬の辺りで合わせて小首を傾ける。お出かけ準備の間にも、寝室に入って、 「ママねんね」 と騒いで起こしそうになる。 「さ、上着を着よう」 と言うとなぜか涙目になったので慌てた。原因不明。熱を計ると、35℃台。なんの気の紛れか、もう一度促すと、 「ママねんね」 と言いながらお出かけ。 釣り銭漁りをして上る坂道に「とまれ」と書いてある。「と」の脇にしゃがんで、 「と」 「ま」の脇にジャンプしてしゃがんで、 「ま」 「れ」の所に跳んで、 「れ」 よく読めました。これを数回繰り返す。その間にも、 「ママねんね」 と両手を頬の横で合わせた。 園の入り口。 「わんわんいない」 すっかり忘れていたが、昨日イヌのつながれていたところだ。よく覚えてますね。2階の保育室まで連れて行くと、保母さんの声、 「今日ママいなかったの?」 当然のように返答は、 「ママねんね」 を予想したのだが、主語が先方から明示されていたので、 「ねんね」 とだけ応えた。保母さんは、 「そう、にゃんにゃんがいたの?」 と受け取っていた(ちっ)。 ↑翌日へ →題名目次 |
| 2002/2/5(火) ↑↓ →題名目次 | イヌのトラウマは 生後851日(2歳3カ月28日) |
夕方の仕事から帰ると入浴中だった。妻によれば、まだお母さんが迎えに来ていない子らがせつなげに「ママいない」と言う中で、吾子は、 「パパいない!」 と泣きべそ気味だったそうだ。 妻にも、 「わんわん(ふりゃふりゃふりゃ)」 と説明したそうで、妻は、ワンワンびっくりしただけで吾子のことを嫌いじゃないよ、と教え諭したそうだ。その訓導あって、おそるおそるイヌのフィギュアを前に、 「いいこいいこしてあげて」 と言うと、怖れることなく頭をなでなでしていた。また、いつものように、まず、 「にゃんにゃん」 と言ってネコの絵を描かせ、続いて、 「ワンワン」 と言ってイヌの絵を描かせた。さらに、イヌのフィギュアで尻尾の取れているのを見て、 「尻尾ないなー」 と言い、「しっぽ」という語彙があるのも確認できたのが今回の副産物である。 入浴後、初めて三つ編みにした。かわいい。 吾子専用のスリッパをおもちゃ箱から発見したのが、吾子のおままごとの始まりだった。布団の端でスリッパを履いて、妻のヘアバンドを首にマフラーとして巻いて、おもちゃの詰まった新幹線型のブリキ箱(手提げ付き)を持って、 「ばいばい」 と手を振りながら、「出勤」する。しばらく経って戻ってきて、私が、 「お帰りー」 と言うと、荷物を置き、マフラーを外し、スリッパを脱いで、私にただいまのチューをしてくれる。後に荷物に機関車のおもちゃも加わったが(バイバイできなくなった)、十回ほどおでかけからチューまでを繰り返した。 妻のヘアピンを見つけたが、取り上げられて、 「ちょーだいよー、ちょーだいよー」 と叫ばれているあいだはせつなくて堪らなかった。「してー(貸して)」が「ちょーでー」を経て、「ちょーだいよー」に進化したのだ。 「ちょーだいよー」は、麦チョコ発見時にも発揮された。麦チョコを食いながら、 「うんめー」 と言ったのは、かつてのTV番組を思い出したからだろうか。 子がヤクルトをひと口飲み残した。 「全部飲み干しちまいな」 と言うが、首を左右に振る。しかたなく私が飲み干した後で、 「うん、うん」 とヤクルトをよこせという仕草をする。やばいなあと思いながら渡すと、空の容器をいったん口に付け、残ってないと気付くや、中をのぞき込んでいた。ごめんね。 今日は、 「うんちしたー」 と自己申告したそうだ。事前に申告できるようになればなおよろしい。寝る前におむつを脱がせると、ちっちしたい、と言うので、私がトイレで待ちかまえていると、下半身裸の吾子が駆け寄ろうとしたところで、妻の、 「おむつ持って行って」 という呼びかけに、奥の寝室に戻る。おむつを持ってだだだと駆けて近寄って来た子は、そのおむつを私の前に、ぱん、と投げ捨てたかと思うと、Uターンして行った。なにごと? と思ったら、ズボンを持って戻ってきた。自発的にズボンを取りに戻ったのだった。 かくて、チューしてキューして、子は寝室に入っていったのでした。 ↑翌日へ →題名目次 |
| 2002/2/5(火) ↑↓ →題名目次 | ワンワンショック 生後851日(2歳3カ月28日) |
なんだか背中が痒い。手探りすると、フェリックスのカットバンが貼ってある。いつのまにか子に貼られていたのだ。もしかして、昨日の入浴前から? 子のために、ハムチーズサンドが用意されていた。いきなり上の食パンをめくって食べ始めた。このぶんだと、独りで食べてくれるだろうと、妻と遠巻きに後ろから見ていた。食パンを食べ終えた後、表にチーズが露出している面に、口先を当てている。犬食いをするのかな、と思っていると、急にしゃくり上げ始めた。なぜに泣くのか? そんなにチーズが嫌なのか。チーズとハムは私の腹中に処分して、食パンだけ食べさせる。妻が出かけた後、シリアルも食べないので、朝食は、6枚切り食パンの1枚の4分の3ってところだ。 のんびりしてお出かけ準備。素直に従う。車に向かう途中で、 「あっ!」 とおでこを押さえる。そうそう、冷えピタシールを貼ったままだった。偉いねえ。 車が出発。信号待ちの間に、ルームミラーの位置を直していると、子が触りたがる。 「車の運転中は危ないからダメでしゅよねー。だいたいそこからだと手が届かないでしょー」 と、おどけた口調で言っただけで、またも顔をくしゃっ、として泣きそうになった。なぜにこんなに感傷的なのか。 車から降りて、自動販売機の釣り銭漁りをしたりしてなかなか保育園まで着きそうもないな、と思われたが、そんなに寒くもないしまあいいか。子が、 「じーちゃんいない」 とひとりごちて、坂道の爺さんがいないのを確認した瞬間、じいさんが姿を見せた。その後は、まっすぐに保育園に向かう。途中、 「おぶー」 とおんぶを求めつつも。 園の入り口にイヌが2頭つないである。1頭は、子の背丈より高い超大型犬。もう1頭は、中型の昔でいうコリーの顔をしたイヌ。子が、にこにこしながら、少し離れてコリーの頭をなでなでする。コリー、おとなしい。でも、子のなでるのは鼻面の辺り。コリー、いやだろうなあ。そこで、手本として、コリーの頭をなでてみる。多少おそるおそるだったのが、父の模範を見て、手を伸ばしてコリーの目の辺りに手をやる。 ウーワン! 子が手を引く。顔は・・・・今にも泣きそうだが、目をまん丸にして呆然たるふう。手の甲は、中指の付け根辺りが赤くなっているが、コリーに噛まれたふうには見えないし、元から赤いか、鼻面でこすれたか。ショックを和らげるために、もう一度なでるか、と訊いたが、当然のように首を左右に振った。 園庭を横切る間も、呆然として地に足が着いていない様子。保母さんを見かけるたびに、 「わんわん(ふりゃふりゃふりゃ)」 と説明しようとするが、保母さん達はもちろん子が何を言っているかわかりゃしない。 玄関到着。まだ呆然としている。 「おてて痛い?」 首を左右に振った。後は精神的に立ち直ってもらうだけだ。年長の女の子(後で、図らずもこの子のうちのイヌだと判明)が、 「吾子ちゃん、おはよー」 と言って駆け寄って来て、子の頭をしきりになでなでなでなでしてくれた。大人になでなでされるような子が、他の子をなでなでしているのってなんか変な感じ。 足下が定まらないと思っていたら、勢いよく階段を駆け上がる。担任の保母さんの顔を見て、やはり、 「わんわん(ふりゃふりゃふりゃ)」 と説明。私が事情を説明し直しておいた。保母さんによれば、お昼寝の時間になると、 「パパ、連れてきてくれた」 と話すのだそうだ。うれしいが、イヌのことがショックであるのは、私も同じ。ワンワンを嫌いにならないで欲しいが、これに懲りて(コリーだけに)、ちゃんとした動物への接し方を覚えて欲しい。 ↑翌日へ →題名目次 |
| 2002/2/4(月) ↑↓ →題名目次 | びっくりうんち 生後850日(2歳3カ月27日) |
不思議と6時40分に目覚めて、妻を起こして朝が始まる。妻の用意したハッシュドビーフ(ハヤシライス)を子に食べさせるが、十口ほど食ったところで、口に合わなくなったらしく、食卓椅子のテーブルを「バン!」と叩く。さすがに、むっ、としたが、押さえる。私が朝いない日に、妻はこういう不作法を働く子を相手にしているから、キレるのだと納得する。 夕方にも、アーモンドを盛った皿を、布団の上にばらまいてしまった。 「ちゃんと拾いなさいね」 と言っても無視している。かなりきつく言って、ようやく回収の一端を手伝った。 夜にも、私が寝そべっていると、お尻の辺りが急にひんやりして、何が起こったのか一瞬分からなかった。妻にもらったヤクルトを、飲まずに布団に空けていたのだった。この時は叱られてさすがに泣いた。 登園の時間に戻る。ハヤシライスを中断した後で、食パン(8枚切り)の半分を食べて、素直に上着を着て登園。保育園の二階に上る階段の途中で、 「あっ!」 と言って上着を触る。ああっ、下で脱がせるべき上着を脱がせ忘れてしまった。吾子の指摘で気が付いた。偉いねえ。 今晩は、ひと月ぶりに飲酒。今年に入って3回目だ。風呂の直後に(今日は洗髪も含めて一切泣かなかった)マグとビール瓶を見た吾子は、お腹をめくり上げる。なんだ??と思ったら、冷たいマグとビール瓶をお腹に押し当てて欲しいというアピールだった。 「つめたいよー」 と言っている。これは一種の「ビール腹」か。 話変わるが、傘回しの染太郎が亡くなったそうだ。手術をして、正月以降は活動していたそうだが、月末に入院してあっけなく。新宿に買い物に行った、たぶん11月3日に、小田急地下で芸を披露している横を通った記憶がある。ご冥福を。 数々の悪さをしていた吾子だが、妻の入浴中は、おとなしく、Blue's Clue のビデオを見ていた。金曜日以来、4日間に渉って、TVが映らず(うちのアパートはケーブルTVなのだ)、なるべくTVもビデオも見せなかった(昨日、刑事ナッシュを見るのさえ諦めた)おかげだろうか。ビデオに登場する、喋る時計を、 「あっ、じりりりりん、いた!」 と言っている。こういう、いかにも幼児の言いそうな類型的な言い回しは、いったいどこから学ぶのだろう。 やがて、風呂から出た妻が、あいだの戸を、ごそごそ触って子の気を引こうとしている。それに気付いて、子に、 「あっ、何だろう。誰かいるのかな? 吾子、戸を開けてごらん」 と促すと、なんだかその前後から反応の鈍かった子が、戸を開ける。すると、いきなり妻の顔があって、私もびっくりして声を上げたが、子は、飛びすさったという。しかし、先ほどからと同じく、反応が鈍く、目を見開いたままだ。なんだか心配になったところで、 「うんち出た・・・・」 という。見ると、こんもりとウンチがおむつに溜まっていた。よもやびっくりして出たウンチではあるまい。あの反応の鈍い間、むりむりと大便をひりだしていたのだろう。 ↑翌日へ →題名目次 |
| 2002/2/3(日) ↑↓ →題名目次 | 形だけでも節分 生後849日(2歳3カ月26日) |
子が起き、私が起こされる。寝入っている妻の代わりに、ご飯と豚汁を食わせる。途中で食べなくなったので、食パンを与える。 昨日のカエルのおもちゃ。ご飯を食べさせるふりをして、 「じゃーねー、バイバイ!」 と言って跳躍させながら子から離れさせると、たいそう笑って、 「じゃーねー」 と言いながら手をバイバイさせる。最近は、初めて聞いた(とおぼしき)言葉を、そのままオウム返しで口にできる気がする。ただしい使い方の状況も。 これは、保育園でさんざん口にしているのかも知れないが、節分のマネごとをして、 「『鬼は外』と言ってごらん」 「『福は内』と言いながら投げるんだよ」 と教えると、それらしく聞こえる言葉を口にしながら豆を投げた。たいそうびっくりした。 一昨日、ジャングルジムから足をすべらせてケガをした唇のあたりだが、意外にもまだ滲みるようだ。今日は、トマトにかぶりついて、ふた口目に痛そうな顔をして食うのを止め、メロンは、ひと口食べては、「いてて」という顔をして、唇をタオルで拭いてはまたメロンを食べていた。食欲の方が勝るのだろう。普通の食事をしている時は、幸いにも滲みないようだ。 アンパンマンの絵の付いた消毒液。ただそれを塗ってもらいたいがために、 「しゅっしゅ!」 と言いながら、もはや治って微かにしかキズ跡のないAくんの噛み跡をアピールするのだが、消毒液が傷口に効く、ということはわかっているらしい。メロンを食べて痛がっている最中に、 「しゅっしゅ!」 と、唇への消毒を求めた。却下。 風呂は大成功。洗髪してもおとなしくしていた。スプーたちのおもちゃは、大のお気に入りで、昨日は他のお風呂玩具も広げさせたが、今日は、スプーたちだけで満足していた。 今日は一緒にちっちしました。小さな大便ですが、それも替えました。早くトイレでウンチできるようになればいいと思います。おやすみ。 ↑この日の先頭へ ↑↑翌日へ ↑↑↑ファイルの先頭へ ↓↓前日へ |